インタビュアー フリーライター 中村忠男氏
語り   デザイナー KoZ(コズ)氏

中村氏 「まずお伺いしたいのは、コズさんはどんなデザインを主に手掛けておられますか?」
コズ氏 「主に現在ではロゴデザインが殆どのウエイトを占めています。」
中村氏 「キャリアはどれ位になりますか?」
コズ氏 「ほぼ16年といった所でしょうか。」
中村氏 「今までどれ位のロゴを手掛けてこられました?」
コズ氏 「もう2000は軽く越えていますね。」
中村氏 「それってかなりの数ですよね。」
コズ氏 「昔はどんどん仕事を請けていましたからね。でも最近ではあえてペースを落としています。」
中村氏 「それはどういった理由からですか?」
コズ氏 「出来る限りゆっくり時間を掛けて作品と向い合いたいんです。それはクライアントと話をする時間にも
     費やすといった意味も含んでいます。」
中村氏 「なるほど、それはとても大切なことですね。」
中村氏 「話は変りますが、年齢をお伺いしても良いですか?」
コズ氏 「そこはナイショと言う事で(笑)」
中村氏 「失礼、分かりました(笑)」
     「ちなみに先ほど現在では…とおっしゃってましたが、過去にはどんなお仕事を?」
コズ氏 「かつてはプロのカメラマンもやっていましたよ。」
中村氏 「どんなものをお撮りになっていましたか?」
コズ氏 「ポスターやパンフレットなんかに使う写真です。いわゆるコマーシャルフォトってジャンルですね。」
     「他にも色々やりましたよ。プロのミュージシャンなんかも目指した事もあります。」
中村氏 「精力的に様々なジャンルに挑戦してこられたようですが、いずれにせよクリエイティブなジャンルですね。」
コズ氏 「別に意識はした事は無いんですが、気が付いたらそんな分野にしか興味が無いようで…」
中村氏 「話は変りますが、コズというお名前の由来をお伺いしても?」
コズ氏 「話せば長くなるんですが、簡単に言うとご先祖の名前が由来になっています。」
中村氏 「意外ですね、もっと何かクリエイティブで深い意味が隠されてると。」
コズ氏 「まぁ以前からアーティストとして活動する時にはご先祖の名前をそのまま使っていましたし。」
中村氏 「実名でない理由は?」
コズ氏 「ただ単純にご先祖の名前がカッコ良かったって言うのが大きいです(笑)」
中村氏 「アハハ、やはりそこは良い意味で発想が自由なコズさんらしいですね(笑)」
コズ氏 「有難うございます(笑)」
中村氏 「少し話が戻りますが、何故写真の仕事からデザイナーに転向されたんですか?」
コズ氏 「これも単純な理由で申し訳ないんですが、要するに写真に飽きてしまった事が大きいです。」
     「写真に飽きてきていたある日、友人からカフェをオープンするからロゴを作って欲しいと言われたんです。」
中村氏 「何故コズさんに?」
コズ氏 「それまで少しだけロゴを作った事があるのを彼が知ってたのと、安く作りたかったからじゃないですか(笑)」
中村氏 「安くですか?!アハハ(笑)」
コズ氏 「でもその時、写真に無かった大きなインスピレーションを感じましてね。」
     「それ以来、ロゴデザインの虜になってます(笑)」
中村氏 「それはまた運命の出会いですね。」
コズ氏 「それからはもうロゴデザインだけで、カメラも一切触っていません。」
中村氏 「面白い流れですね。人生どうなるか分からない。」
コズ氏 「確かにそうですね。ロゴもいつか飽きるかもしれないし(笑)」
中村氏 「その時、次は何をしますか?」
コズ氏 「分かりません。」(しばらく考えたあと…)
     「自分が興味を持てない物には一切モチベーションが上がりませんから、その時に興味のあることでしょうか。」
中村氏 「やはりコズさんはアグレッシブですね。もしかして血液型はBですか?」
コズ氏 「バレましたか(笑)」
中村氏 「やっぱり!そんな気がしていました(笑)」
     「もっとお話をお伺いしたいのですが、最後の質問になります。」
     「コズさんの今後の豊富をお聞かせ下さい。」
コズ氏 「豊富ですか。それはロゴデザインだけに留まらず、自分のブランドを立ち上げたいですね。」
     「時計やメガネやアクセサリーなんかの小物が好きなので、そちらのデザインもしてみたいですね。」
中村氏 「それは楽しみですね!是非、実現して下さい!」
コズ氏 「有難う御座います。」
中村氏 「本日は有難うございました。今後益々のご活躍に期待しています。」


編集後記
パリコレブランドのロゴデザインを始め数々のタイトルロゴや企業のロゴマーク。多岐に渡る活動を広げるコズ氏
ですが、終始穏やかで人懐こい笑顔が印象に残りました。
インタビュー記事には書ききれませんでしたが、写真もデザインも全て独学だという事をさらっと言ってのける
あたりは本当の意味でクリエイターだと言える方だと感じました。
コズ氏の今後の活躍にご注目下さい!